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キャストだの特撮の迫力がどうだのって話をする前に、プロットや重要な史実に基づく設定・発言などについて、そりゃもうキリがないほど突っ込めてしまう作品。金をかけた割にすごく安っぽい、お粗末なメロドラマみたいな話の進み具合や、相変わらずの日本(人)あふぉ扱いは噴飯もの。御都合主義全開のアメリカ万歳ギャグ映画もとい娯楽映画につき、主人公はあり得ないような迎撃戦で21型にも勝っちゃうのだ、しかもP-40でw。まぁイイとこ見せないと盛り上がらないからなぁ。さしずめ面子重視のドラマチックかつ無謀な作戦で、中国で野垂れ死んでしまった二股の片割れ君は、まさにその御都合主義のとばっちり君と言えましょう。死に場所を探していたとすれば結構いい根性だが、死にたかったはずがなく、哀れだ。で、その死んだ男の子供を産んだ後、生きて還ってきたばっかりに事態をややこしくした、二股のもう片割れ君とちゃっかり一緒になり結構しゃあしゃあと暮らせる(そう見える)女の根性は、恐ろしいの一言です。太平洋戦争の一場面を出し汁にして愛国主義者が造り出した怪作と言えましょう。
【なんだかんだいってもやっぱり色即是空(VF-154)】さん 2点(2002-12-06 14:37:47)
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