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ザ・ファイター のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ザ・ファイター
製作国
上映時間115分
劇場公開日 2011-03-26
ジャンルドラマ,スポーツもの,実話もの,伝記もの
レビュー情報
《ネタバレ》 映画は最初の数分を観れば、その映画の善し悪しであったり、それがどんな映画なのか大体はわかるとはよく言ったもので、「ザ・ファイター」は冒頭の路地を物凄い勢いでトラック・バックした時点でこの映画の良さというのは一目瞭然伝わってくるのだ。
ディッキーの薬中ドキュメンタリーが放送された夜、シャーリーンがミッキーに会いに来た時の彼女の表情の説得力こそがこの映画の凄みであり、監督デヴィッド・O・ラッセルと女優エイミー・アダムスがこの映画で一番のシーンを生み出した瞬間であった。何故か。それはこの放送中の一連のシーンで、シャーリーンは一切登場しない。しかし、扉を開けた時のシャーリーンの表情が、スクリーン外で起こった彼女の物語を途轍もない説得力で表現しているからだ。彼女もテレビを見ていた。しかしそのあまりにも酷な内容を前に、あれだけ拒絶したミッキーにどうしても会わなければならないと決意し、今、扉の前に立っている、という物語があの表情にはあるのだ。デヴィッド・O・ラッセルはあえて彼女の登場をあそこまで引っ張った。そしてエイミー・アダムスはそれを理解しあの表情をあそこで出した。この映画はもうそれだけで充分ではないか。
すぺるまさん [映画館(字幕)] 8点(2011-04-24 16:12:17)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 56件
作品の平均点 6.50点
作品の点数分布
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61526.79%
72137.50%
8712.50%
923.57%
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作品の標準偏差 1.12
このレビューの偏差値 62.00
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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