Menu
 > 作品
 > セ行
 > 戦火の馬
 > すぺるまさんのレビュー
戦火の馬 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 戦火の馬
製作国
上映時間146分
劇場公開日 2012-03-02
ジャンルドラマ,戦争もの,動物もの,小説の映画化,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 馬を見つめる青年から始まるこの映画は、冒頭から、見ること、を提示している。
そう、まなざしである。まなざしを操ること、それが映画である。

見ること 見られること 見えなくなること
見えなくとも気付くこと そして見ないこと

見ることを奪われる青年が、見ずともわかること。
ラストのジョーイの視線は、家族を見ていない。
見ていないから良いのだ。
ジョーイは見ないのだ。見なくてもわかることもあるから。

そして、帰ってくる、という意味の重さと尊さ。
帰ってきたよ、という帰還した者のまなざしではなく
帰ってきたのかい、という帰還した者を受け入れるまなざしで描ききること。

アメリカ映画とはこういうことだろと。
すぺるまさん [映画館(字幕)] 9点(2012-03-07 01:31:41)
その他情報
作品のレビュー数 60件
作品の平均点 6.87点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
423.33%
558.33%
61830.00%
71830.00%
81016.67%
958.33%
1023.33%
作品の標準偏差 1.31
このレビューの偏差値 62.44
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
戦火の馬のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS