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ポエトリー アグネスの詩 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ポエトリー アグネスの詩
製作国
上映時間139分
ジャンルドラマ
レビュー情報
《ネタバレ》 ミジャが教会からアグネスの写真を奪ってしまうあたりから、
彼女の心は、孫への親心から乖離し始めて、
徐々にアグネスの心情へと同一化されていく。
理科準備室の鍵、会長の部屋へと入るための鍵、
という物質的な重複という描き方。
そういった些細なことすべてを、描く。
そしてバドミントンの羽根だ。
孫とのコミュニケーションの媒体として登場するが、
最後には、羽根が木に引っかかてしまう。
そして俯瞰。取ろうとするミジャ。そして落下する羽根。
明らかに杏の実の件をなぞっているだろう。
木から落ちて踏みつけられる杏の実は、木になっているときより甘く美味い、
それは新たな生命に生まれ変わるために準備をしているから。
これはアグネスのことであり、ミジャのことであり、そして孫のことでもある。
さて、ラストショットがファーストショットの反復になっていること、
これは言うまでもないのだが、そのことから遡る冒頭の事実には身震いする。
すぺるまさん [映画館(字幕)] 9点(2012-10-15 20:07:41)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 7.62点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 2.00
このレビューの偏差値 53.45
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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