| 作品情報
レビュー情報
《ネタバレ》 少年期の虐待によるトラウマと友情を扱った作品ということで、「永遠の仔」と似た題材。それ故に軽い気持ちでは見ることができなかった。しかし、出来としては予想していたよりも良かった。施設での虐待シーンは見るに堪えないえげつないものを覚悟していたが、まあ良識の範囲。ラストシーンの同窓会もハッピーな雰囲気でほっとさせられ、後味は決して悪くなかった。この映画の問題点は、入所する前の少年達の生い立ち、施設のひどい状況、大人になってからのそれぞれの生き様と復習劇、という盛りだくさんの内容を2時間弱という限られた映画の中で描くことは無理ということ。少年時代の神父さんとの交流や、大人になった4人がどのようなトラウマを引きずって復讐に至ったかかなどの描写が不十分で食い足りない。従って、豪華キャストばかりが目に付いて、終盤の盛りあがりが感じられなかったのが残念。
【キムリン】さん 6点(2003-08-08 12:05:28)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |