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アンナとロッテ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 アンナとロッテ
製作国オランダ,ルクセンブルグ
上映時間137分
劇場公開日 2004-12-11
ジャンルドラマ,戦争もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
幼くして両親の死によって引き裂かれた双子の姉妹。成長してようやく再会できたのに今度は戦争が二人を隔てることになってしまう、、1920年代から始まる双子の人生が戦争をはさんでドラマチックに描かれ見ごたえがありました。
それぞれの運命が一人は裕福なオランダ人家庭に引き取られ、片やドイツの田舎の農家でこき使われるという設定や、再会後の二人が相容れなくなる事情も極端な設定だとは思いますが、両親の死や戦争など自ら選べない運命の不条理に翻弄された双子の悲しさが切なく胸にしみます。
ユダヤ人の強制連行やアウシュビッツの悲劇など話の中で語られるだけで直接描かれることはないのですが、戦争の悲劇の数々が巧みに織り込まれて浮かび上がってきます。
深い感慨を覚える感動作ではあるのですが、アンナの境遇があまりに悲惨で同情を覚えるのに対し、ロッテの態度がわがままだったり思いやりに欠けるように見えて歯がゆくなりました。アンナが言うように、個人的に罪はないしお互いが被害者なのだからもっと理解してあげればいいのに、、と思うのは第三者の見方でしょうか。
3世代のアンナとロッテのうちでは娘時代の二人、特に思い入れが強かったせいかアンナが印象的でした。


キリコさん 8点(2005-01-30 21:46:06)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 10件
作品の平均点 7.00点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.48
このレビューの偏差値 54.55
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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