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波止場(1954) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 波止場(1954)
製作国
上映時間108分
劇場公開日 1954-06-22
ジャンルドラマ,モノクロ映画,ヤクザ・マフィア
レビュー情報
港の労働者たちの組合のボスがまるでマフィアのような悪辣さで描かれている。そんなボスに搾取され牛耳られていても誰も彼に異を唱えることができないでいる。ボクサーくずれのブランドもそんな彼に利用されても反抗できない。不正の暴露に立ち上がるようにアジテーションを飛ばすのは神父のみ、彼の一貫した励ましで兄を殺されたブランドもとうとう証言台に立つ。組合の幹部の不正とか告発など社会派の地味な題材だが、出演者が舞台出身の演技巧者だし緊迫感のある展開で見ごたえがある。ここでは不正に敢然と立ち向かう勇気が描かれているが、監督が赤狩りで裏切り者とされるカザンだからちょっと複雑な感じもする。若いM・ブランドの横顔はP・ニューマンにそっくり。
キリコさん 7点(2004-03-21 21:39:04)
その他情報
作品のレビュー数 59件
作品の平均点 6.32点
作品の点数分布
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211.69%
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446.78%
51220.34%
61525.42%
71525.42%
8813.56%
946.78%
1000.00%
作品の標準偏差 1.43
このレビューの偏差値 53.31
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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