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これはひたすらキャサリン・ヘップバーンの演技を見せられる作品。無名で貧乏な田舎娘なのに、夢や野心だけは大きく胸いっぱい。虚勢を張ってやせ我慢するところはまるで「武士は食わねど高楊枝」。言う事、やることが時におかしいんじゃないかというくらいな変わった子。それらはいつも第三者を意識して虚勢を張って「演技」してたんですねぇ。
それが思わぬ代役の成功で賞賛されたとたん、不安になった彼女は「素」に戻る。これを横顔で見せるんだけど、この表情の変化に注目、うまいなぁと思う。(旅情でもそうだけど彼女は横顔で芝居する、と思ってる)それまで気取ってたり虚勢を張ってたのも無意識の演技ということがわかった。劇中のハムレット、ロミジュリの一人芝居といい彼女の演技の全てが詰まったようなこの作品、アカデミー主演女優賞受賞も納得です。 【キリコ】さん 7点(2003-11-05 17:39:12)
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