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我等の生涯の最良の年 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 我等の生涯の最良の年
製作国
上映時間170分
劇場公開日 1948-06-15
ジャンルドラマ,戦争もの,モノクロ映画,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
第二次大戦が終わって帰還した3人の兵士の戦後を描くこの作品は、戦勝国のアメリカでも戦後様々な人間模様や心の傷があったこと、戦争が人間に及ぼしたその後の苦難を各個人を通して描いて、戦争に勝っても負けても後の苦難があるのは一緒なのだと教えてくれる。ある者は新婚の妻が家を出て家族はバラバラだし、独身のホーマーは腕を失っていて恋人はショックを受ける。銀行員だった男は平和な家庭があったが、娘が妻に去られた戦友と恋仲になる。とまあ、それぞれの生活が戦争の前後では変わってしまい、生きていく一歩を踏み出すのにもイロイロ葛藤や問題が起こる。ワイラー監督はそんな彼らを暖かく包むように描いて、人間味があるいい後味になっている。義手のホーマーは本当に腕を失っていて、アカデミーの助演男優賞を受賞した。他、監督、主演男優、作品賞など総なめ状態で、アメリカでも戦後の人間の苦悩に対する共感が大きかったことが分かる気がする。
キリコさん 9点(2003-08-29 14:28:28)
その他情報
作品のレビュー数 29件
作品の平均点 7.45点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.40
このレビューの偏差値 57.87
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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