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天井桟敷の人々 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 天井桟敷の人々
製作国
上映時間190分
劇場公開日 1952-02-20
ジャンルドラマ,ラブストーリー,モノクロ映画,ロマンス
レビュー情報
《ネタバレ》 ドイツ占領下のパリで3年以上の歳月をかけて作られた3時間半の大作。それだけに見所もそれぞれの登場人物にも多くの見方や見所がある。まずバチストのジャン・ルイ・バローのパントマイムの素晴らしさ。これだけでも感動もんです。美貌のガランスをめぐる男たちは悪党、俳優、伯爵とバチストの4人。みなガランスの愛を求め、求められればそれに答えるガランス。でも真実の愛はバチストのものだった。でも純情で臆病だったバチストとガランスはすれ違い。お互いに愛情を確認したときにはすでに妻子がいて、ガランスは身を引いて去っていく。
妻となったナタリーは本当にバチストを理解し愛していたんだし、みな不幸な心と運命ののすれ違いというしかない。
長いけれど見るうちに話に引き込まれる。それぞれの人物が個性的で興味深いし、セリフは哲学的であったりユーモアがあったりと変化に富んで面白い。劇中劇でパントマイムの無言劇やオセロなどセリフ劇も楽しめる。19世紀のパリの賑わいや人々の群れ、歓楽街を背景に繰り広げられる事件や人間模様は今見ても素晴らしいものがあると思う。
キリコさん 9点(2003-11-01 23:29:55)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 72件
作品の平均点 7.76点
作品の点数分布
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211.39%
311.39%
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568.33%
6811.11%
71115.28%
81318.06%
91926.39%
101216.67%
作品の標準偏差 1.81
このレビューの偏差値 53.76
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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