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ニュールンベルグ裁判 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ニュールンベルグ裁判
製作国
上映時間186分
劇場公開日 1962-04-28
ジャンルドラマ,法廷もの,戦争もの,モノクロ映画,実話もの
レビュー情報
これはいいです。62年の作品だからスペンサー・トレーシー晩年の頃の出演作。裁判長なんだけどとってもいい。弁護士役のマクシミリアン・シェルがアカデミー主演男優賞だったけど、この作品の出演者全員が素晴らしく良かった。バート・ランカスター、リチャード・ウィドマーク、マレーネ・デートリッヒ、モンゴメリー・クリフト、ジュディ・ガーランド・・そうそうたるメンバーで裁判が進む。裁判はナチの首脳者たちではなくナチ時代の憲法起草の法律家・司法大臣などである。ウィドマークの検事が罪を追求するのに対して、司法大臣ヤニング(ランカスター)の教え子で彼を尊敬する弁護士(シェル)が「彼が有罪なら全ドイツ人が罪である」と熱弁する。裁判は勝者のものだから圧力もかかってくるが、ヘーウッド判事は公平な裁きをする。原作も彼の書いた回想録。戦争後の裁判に対して社会派スタンリー・クレイマー監督が問題提起をしている。俳優たちがみなその心意気に感じて熱演しているように思える。 <追記>「真実のマレーネデートリッヒ」を見たら、彼女がドイツ人将校未亡人としてナチの非道行為を、「(一般市民として)私たちは知らなかった」と言うセリフにとても悩んだ、というのがあった。するとS・トレーシーは「ナチに反対した君が言うから真実味がある。言うべきだ」といったそうだ。デートリッヒがこの役をやったのにも大きな意味があったんですね。
キリコさん 9点(2003-04-11 17:09:41)
その他情報
作品のレビュー数 28件
作品の平均点 8.21点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.05
このレビューの偏差値 57.16
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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