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嘆きの天使(1930) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 嘆きの天使(1930)
製作国
上映時間107分
ジャンルドラマ,ラブストーリー,モノクロ映画,ロマンス
レビュー情報
これは無名だったマレーネ・デートリッヒのデビュー作であると共に、ジョセフ・フォン・スタンバーグ監督とのコンビ第1作でもある。真面目一筋だった高校教師(エミール・ヤニングス)がキャバレーの妖艶な踊り子に一目惚れして日参したあげく、学校を追われ旅興業の道化役者になってまで彼女について行く。嘲笑され挙げ句の果てにのたれ死にするという話。デートリッヒは脚線美、歌、色っぽさでその魅力をいかんなく発揮した。その後このコンビは同年作「モロッコ」をはじめ7本の作品を作り、彼女は大スターになった。監督はこの高校教師のごとく彼女に精魂傾け作品を作り、別れた後はパッとしなかった。それを思うとこの作品はまるでこの二人の関係を暗示するようで感慨深いものがある。真面目だった男が人生を狂わせ、惨めに転落していく様をヤニングスが絶妙の演技で見せている。
キリコさん 8点(2003-05-31 14:13:42)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 17件
作品の平均点 7.47点
作品の点数分布
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6211.76%
7635.29%
8529.41%
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作品の標準偏差 1.19
このレビューの偏差値 53.71
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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