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漁師といえばS・トレーシーを真っ先に思い浮かべるのは37年の「我は海の子」のイメージが強いからですがこのときはまだ37歳、この作品の時は58歳で老漁師のイメージどおりです。
ビデオにはヘミングウェイたちがカリブ海でカジキマグロを釣っている映像がついていましたが4メートル以上のカジキが釣れてました。大きな魚を釣るというのは男のロマンなのかもしれません。 映画は老人が一人で巨大な魚と格闘し、ようやく仕留めてからはサメと格闘。精魂尽き果てたうえに獲物まで失ってしまうという悲哀をトレーシーのほぼ一人芝居状態で見せる。 あまりの疲労に「あの子がいれば、、」と彼を慕う少年を何度も思い浮かべる。海の上の孤独、疲労感、魚に寄せる思い、自らの誇りと気力などトレーシーの演技は見るものを惹きつける。 カジキやサメの他にも海上を飛ぶトビウオ、群れのイルカ、クジラなどのダイナミックな実写の映像が見られます。 【キリコ】さん 8点(2004-06-13 17:43:03)
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