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チャップリンの殺人狂時代 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 チャップリンの殺人狂時代
製作国
上映時間125分
ジャンルドラマ,サスペンス,コメディ,モノクロ映画,犯罪もの
レビュー情報
「一人殺せば殺人者で100万人殺せば英雄になる」殺人をビジネスだといい、「組織的な事業に比べれば私なんかほんのアマチュアですよ」と戦争や兵器製造ビジネスを批判する。死刑に赴くベルドー氏が戦争という国家の組織的犯罪を糾弾するが、これを言いたいためにこの作品が作られた。彼は決して殺人を肯定しているのではない。大量殺人のための兵器を製造し、それを使って多くの人を殺す戦争がどうして罪にならないのか、と言っているのだ。戦乱の時代の真っ最中に「独裁者」を作り戦後、戦勝国が敗戦国を裁くという時にこの作品を作った。勝った国だって殺人犯罪者じゃないかと批判したのだ。この作品で彼は決定的な赤狩り対象となり、後にアメリカを去ることになる。だからこれは笑わせるために作ったのではないが、殺人という話もユーモアで見せているのがチャップリンらしい。反戦平和主義者で、民主的や人間の愛や自由を愛するチャップリンが精一杯の皮肉で戦争批判をした。その勇気と大きさを称えずにはいられない。
キリコさん 10点(2003-06-20 15:40:40)
その他情報
作品のレビュー数 66件
作品の平均点 6.95点
作品の点数分布
011.52%
100.00%
200.00%
323.03%
434.55%
51015.15%
6812.12%
71624.24%
8812.12%
91319.70%
1057.58%
作品の標準偏差 1.99
このレビューの偏差値 57.71
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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