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夜の河 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 夜の河
製作国
上映時間104分
劇場公開日 1956-09-12
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
山本演じるきわは芸術的な職人であり経営者でもあるというしっかり者の自立した女性。妻子ある大学教授への恋も積極的で情熱的。これは吉村監督初のカラー作品だそうだが、特に彼女の情念を表すように赤が効果的に使われている。
二人が宿で結ばれる時、夜行列車の窓に映る灯、染物や彼女の作品の模様、ラストもメーデーの赤旗を見つめる彼女の真っ赤な背景など印象が強い。
梅さんも言われてるように、この作品はひとえに恋を諦め仕事に生きるきわの凛とした美しさと強さを見せる山本富士子ありきで、相手役の上原謙も単なる引き立て役に見える。
吉村監督作品はこれで3本目だが、描かれる女性像がみな似たようなタイプ、といったところもなかなか興味深い。


キリコさん 7点(2004-10-19 20:06:07)
その他情報
作品のレビュー数 11件
作品の平均点 7.18点
作品の点数分布
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519.09%
619.09%
7545.45%
8327.27%
919.09%
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作品の標準偏差 1.03
このレビューの偏差値 48.28
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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