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《ネタバレ》 アクション、ストーリー、脚本、演出、音楽、配役。全てにおいて優れており、一時も見る者の目を離させない超ド級の娯楽映画。緊迫のストーリー展開と激しいアクションシーンは見ていくうちに引き込まれ、少しも長さを感じなかった。しかしこの映画の良さはそれだけではない。この映画の良さの一つであるのは、悪役であるハメル将軍を完全に”悪”として描かないということ。この手のアクション映画は、悪役は常に悪の道を走り続け、非道極まりない行動をする登場人物が多い。しかし、この映画の悪役であるハメル将軍は、国の為に死んだ兵隊たちの為のテロ行為である事や、実は何の罪もない一般市民を殺すつもりなど無く、彼は真正面から”悪”ではない事が明らかになる。本来なら『早く氏ね』って思ってしまうはずの悪役に、憎むどころか感情移入してしまうのだ。それは、この映画の人間ドラマの部分が濃厚になった要素でもある。
【ポール婆宝勉(わいけー)】さん [地上波(吹替)] 10点(2003-06-02 21:03:27)(良:1票)
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