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《ネタバレ》 実はこの映画、2年前くらいに深夜放送していたのを録画した事があるんすよ。ところが当時はまだナイ~ぶでせ~じつだった私は、この映画がR指定だった事を知ったとたんに罪悪感を感じて消してしまったのです(って真面目すぎじゃあヴォケッ!)しかし今やR指定だろうが何だろうが罪悪感などカケラも無くなり、R指定だという事を少し忘れていた事もあってTSU○AYAを2軒も回ってやっとこの作品をレンタルしました。それで、見た後の感想ですが。これって、バーホーベン流の演出が一番よく現れてる映画じゃあないのかなあ。彼の皮肉的な表現が好きな方なら、きっとこの映画は好きになれるはずですよ。要は、劇中に出てくる日本人客のセリフ「アメリカ人ってのはスケベで困るねェ~」からも分かる通り、「アメリカ人はこんな卑猥なものを楽しみたがるつまらん奴らだ」って事だと思うんですよ。舞台をショービジネス、いわばストリップにする事によって、「アメリカの野郎どもちゅうのは、こんなドス黒くてつまらんもんに高い金払って、夢中になりながら酒飲んでヘラヘラ楽しんどるんや。女も女で、こんなつまらんもんに出たがって、つまらんもんの中でトップになる為にわざわざ争っとんやで。どや、アメリカってのは変な国やろ」って彼に言われている様で、俺は仕方が無かった。それがアメリカの反感を買い、結果的にラジー作品賞に輝いてしまった訳ですが、バーホーベン自身はそういうメッセージがきちんと伝わった事を悟り、笑顔でトロフィーを取りに行った・・。という事ではないのでしょうか。そういう皮肉的な表現の他にも、皆さんの言うとおりG・ガーションは格好いいし、E・バークレーやK・マクラクランも皆さんが言うほど悪くない。エロ版「シカゴ」、一人の女の立派なサクセスストーリーって感じで、俺は楽しませていただきました。
【ポール婆宝勉(わいけー)】さん 8点(2004-09-01 23:36:18)(良:1票)
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