| 作品情報
レビュー情報
抑圧されていた感情を吐露する場面には、いつも開放感と妙な爽快感を共感をもって意識するものだ。自己をはっきりと主張して表現するというのはいいことだ。だが、それが行きすぎると困ったことになる。コニーはその例としてあげられるだろう。ガブリエルを自分だけのものにしたいという「主張」が彼女を傷つけ、彼自身さえ破滅に追いやることになる。主張はわがままと紙一重で、安易にはよしとできないかもしれない。それでも、必要なものだとは思う。主張は衝突を生む。衝突は亀裂を作り、溝を作るかもしれないが、新しいものもまた作る。そして後の努力次第でそれらは大きくもなり小さくもなるんじゃないか。彼らはどうだったのだろうか。その後、良い方向へ向かったろうか。
【透き通るBlue】さん [DVD(字幕)] 7点(2006-10-31 17:33:23)
その他情報
|
© 1997 JTNEWS |