Menu
 > 作品
 > フ行
 > フランケンシュタイン(1931)
 > 光りやまねこさんのレビュー
フランケンシュタイン(1931) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 フランケンシュタイン(1931)
製作国
上映時間71分
劇場公開日 1932-04-15
ジャンルホラー,SF,シリーズもの,モノクロ映画,小説の映画化,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
皆さんのおっしゃるとおり有名なシーンが数多くある怪奇映画の古典ですね。人造人間の造形はもちろんのこと、別監督の手によりリメイクされたりでいかに映画人に愛されているか見ておおいに納得です。(怪物というより、あえて人造人間という言葉を使わさせていただきます) 人造人間が少女と花遊びをするところや炎上する風車小屋での哀しいラストなど共に有名ですが、個人的にはフランケンシュタイン博士が人造人間を蘇生させるまでの過程が好きなんですよね。こだわりにこだわったケレン味たっぷりな実験装置に凝りに凝ったセット美術。怪奇物の雰囲気をこれでもかと言わんばかりに醸し出しておりゾクゾクさせてくれた。科学が今現在のように発達していない当時、死体に強力な電気エネルギーを与えると生き返るのでは、と本気に思った観客は少なからずいたのではないだろうか。そのくらいハッタリ度充分な演出です。またこの映画は単なる恐怖ものではなく、神をも恐れぬ科学の暴走が悲劇をもたらすという側面を持っています。ところが、同じホエール監督が手掛けた続編(むしろ番外編という感じだったが)「フランケンシュタインの花嫁」では、笑うに笑えないブラックなトーンに包まれたパロディ色の強い作風となっており、両作品のその余りの方向性の違いに唖然としたのを覚えています。
光りやまねこさん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-09-04 00:35:28)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 37件
作品の平均点 6.32点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
325.41%
425.41%
51129.73%
6513.51%
7821.62%
8410.81%
938.11%
1025.41%
作品の標準偏差 1.77
このレビューの偏差値 55.34
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
フランケンシュタイン(1931)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS