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道(1954) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 道(1954)
製作国
上映時間104分
劇場公開日 1957-05-25
ジャンルドラマ,モノクロ映画,ロードムービー
レビュー情報
巨匠フェリーニの一級品の演出に、味わい深い描写が冴えまくる名作中の名作!! アンソニー・クインが演じるザンパノという男は、粗暴でエゴの固まり。あげくの果てには人殺しまでやってしまうクソ野郎で、ラストのクライマックスを迎えるまでは、とても感情移入出来るシロモノではない。その彼と対照的な女、ジェルソミーナ(ジュリエッタ・マシーナ)は天使のように純真無垢。ニーノ・ロータのメロディーと共に、見る者に哀れみと涙を誘う。ラストに用意されたザンパノの号泣は、わずかに残っていた人間らしい部分(悔恨、懺悔)で、ここにきて初めて彼に感情移入させられる。フェリーニの演出に、見事してやられてしまった…。凄い作品です。
光りやまねこさん 9点(2003-09-07 10:58:25)
その他情報
作品のレビュー数 209件
作品の平均点 7.92点
作品の点数分布
000.00%
110.48%
210.48%
3115.26%
4104.78%
552.39%
6136.22%
73416.27%
83315.79%
93617.22%
106531.10%
作品の標準偏差 2.13
このレビューの偏差値 52.39
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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