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「インデペンデンス・デイ」「GODZILLA」などに代表されるよう、荒唐無稽なSFネタをおバカなノリで大作風に仕上げるというエメリッヒ節は、今回も健在だった。さながら少年向けコミックレベルの感動的シーンもエメリッヒらしく、素っトボけた日本の描写もこうなればもう見どころ(笑いどころでもある)のひとつ。ま、彼の映画は真面目に考えて見ようとするだけ損というもので、少年時代に戻り頭をカラッポにして臨むのが正解。で、なぜ今回は堅っ苦しい環境問題を題材にした大自然災害モノなのか? ホントは巨大いん石などが地球に激突するという、大げさパニックものをやりたかったはず。しかし、やたら他の監督たちが手掛けてしまっており、いくらなんでも新鮮味が無さ過ぎるということでやむなく断念。あるいは、しかるべき批評家たちから余りにも作品を馬鹿にされるので、少しは馬鹿にされないようなものを作ろうと考えたのか? ま、その辺は定かではないが。と言うものの何かウキウキと楽しんで見てしまうんだよね、この人の作品は。そんな愛すべきエメリッヒ監督に、今回も驚異的な映像のみ評価対象で7点。
【光りやまねこ】さん 7点(2005-02-13 20:27:19)
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