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グローリー のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 グローリー
製作国
上映時間122分
劇場公開日 1990-04-14
ジャンルドラマ,戦争もの,歴史もの,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 グローリー、栄光、名誉。このタイトルを掲げた戦争映画とはどんなものだろう?と思い鑑賞。戦争映画、反戦映画はその惨たらしさ、無意味さ、虚しさを表現したものが多いので、このタイトルにいささか居心地の悪さを覚えたからだ。冒頭の戦闘シーンは主人公のトラウマになるような、ザ・戦争風景。ラストも硫黄島とかぶる無残な、ザ・戦争風景。決して戦争を美化しているわけではないのに、何なんだろうかこの感動は。それは南北戦争という戦争が、侵略や制裁とかではなく、黒人開放という目的を持ったものだったからだろう。家畜同然に扱われていた黒人が、人間になるための戦い。そこに虚しさなんて感じられない。彼らが人間の名誉を懸けて戦う姿が、他の戦争映画に無い熱い感動を与える。助演男優賞を取ったデンゼルより、圧倒的存在感と説得力をもつモーガンが光っていた。暗闇で黒人を撮るときにバックに炎や煙をたく技法はなかなか素晴らしいと思った。ラストはあっさり戦死だが、そこはあえてのあっさり。死んでしまえば白人も黒人も無い、同じ穴のムジナ、と言わんばかりに死体の山に放り込まれる、このワンシーンが反戦メッセージを凝縮して表現していると思う。
ちゃかさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2007-09-28 09:42:01)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 82件
作品の平均点 7.50点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 1.21
このレビューの偏差値 53.40
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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