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ダイヤルMを廻せ! のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ダイヤルMを廻せ!
製作国
上映時間105分
劇場公開日 1954-10-27
ジャンルサスペンス,犯罪もの,ミステリー,戯曲(舞台劇)の映画化,3D映画
レビュー情報
《ネタバレ》 トニーという男は頭が切れる。そして執念深い。前科者の先輩なんて簡単に行動を操られ、殺人動機の手紙に指紋まで付けられて、はした金で言われたとおりに何の縁もない人妻を殺しに行っちゃう。冒頭で語られた完全犯罪は失敗するけど、推理小説家に全て筋書きを言い当てられてしまうところからが面白い。それまで全てを先導していた切れ者のつもりが、娯楽推理小説家がちゃちゃっと考えたチープなトリックのまんまで、結局4本の鍵に翻弄されボロを出す。でもこの男、絶対に狼狽しない。捕まるときも至ってスマート。これってヒッチコックの理想なのかな。頭の中で犯罪の計画を立て、美女を絞殺し(または殺させて自分はそれを見物)、殺される美女はもちろん大好きなグレースケリー嬢で、捕まるときはカッコ良く。なかなかの変態的紳士像ですね。
ちゃかさん [インターネット(字幕)] 7点(2024-11-12 18:13:48)
その他情報
作品のレビュー数 104件
作品の平均点 6.97点
作品の点数分布
000.00%
110.96%
210.96%
310.96%
432.88%
51211.54%
61615.38%
72927.88%
82524.04%
91211.54%
1043.85%
作品の標準偏差 1.63
このレビューの偏差値 50.11
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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