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裏窓(1954) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 裏窓(1954)
製作国
上映時間112分
劇場公開日 1955-01-14
ジャンルサスペンス,コメディ,ミステリー,小説の映画化
レビュー情報
昔テレ東でヒッチコック劇場をよく見ていたので、監督の映像による状況説明の巧みさはここでも発揮されていて、改めてさすがだなと思います。ご近所の窓の中を双眼鏡や望遠レンズで覗いている主人公はかなりアウトな事をやっているのだけれど、まるで大きな壁に掛けられた数個の額縁の絵画を鑑賞する紳士かのように映らないでもないので、そこまで悪意を感じません。そういう所も巧い。通いの看護おばさんとの会話や美し過ぎる彼女とのイチャイチャなどからは、サスペンスというよりラブコメ要素を感じます。窓の中では各家庭のそれぞれのドラマが同時進行し、それを眺める主人公を更に眺める視聴者は、初見でもこの中のどれかの窓で事件が起こる事を予備知識として持っているので、予測しながらサスペンス気分を掻き立てられます。主人公の妄想、思い込みのような殺人事件の究明に、二人の女性と友人の刑事が動けない彼の代理で動きます。その過程でお嬢様育ちの彼女の女性目線の推理と、以外にもお転婆な行動から、結婚を拒否していた主人公が少し心を変える事になるというラストは、やっぱりラブストーリー、事件はそのお膳立てに過ぎなかったと思わせます。ずば抜けて美しい衣装とスタイルのグレースケリー、ラストシーンでヒマラヤの本から「やっぱりアタシはこっち」とばかりにファッション誌に持ち帰るお茶目なグレースケリー、これがこの作品の見所なのです。
ちゃかさん [インターネット(字幕)] 7点(2013-10-15 21:49:42)
その他情報
作品のレビュー数 238件
作品の平均点 7.18点
作品の点数分布
000.00%
110.42%
252.10%
341.68%
493.78%
5229.24%
63615.13%
74920.59%
85422.69%
93213.45%
102610.92%
作品の標準偏差 1.88
このレビューの偏差値 49.50
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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