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カッコーの巣の上で のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 カッコーの巣の上で
製作国
上映時間133分
劇場公開日 1976-04-03
ジャンルドラマ,医学もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 とにかく怖かった。精神病棟という特殊で狭い世界の話のようで、実は現代社会の縮図なのではないかと考えてしまうと、とにかく怖かった。管理社会、管理依存、精神病。独裁(当時はウーマンリブの流れもあるのか看護婦長が強烈)、反抗(テロ)、自殺、洗脳、殺人、そして逃亡…。ロボトミー手術は心情的な洗脳よりもインパクト大で背筋が凍る思いがしたが、管理社会の象徴を「手術」に置き換えた表現は恐怖以外の何でもない。ラストの“チーフ”が幸福を掴んだか否かは知る由も無いし、自由が必ずしも幸福ではない、と言うメッセージとも取れる。そのラストをどう受け止めてよいのかが分からないほど、古い作品ながら現代社会に投石を投げ続けている作品だと思った。
ちゃかさん [CS・衛星(字幕)] 10点(2008-10-08 21:58:52)
その他情報
作品のレビュー数 383件
作品の平均点 7.68点
作品の点数分布
020.52%
110.26%
251.31%
3123.13%
482.09%
5246.27%
6318.09%
76516.97%
88321.67%
98421.93%
106817.75%
作品の標準偏差 1.98
このレビューの偏差値 55.91
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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