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ダニエルデイルイスの演技への賞賛ばかりですと、演じた彼もこの作品に携わった多くの関係者も不本意なんではないかと。大家族の中で一人ハンディキャップを持って生まれ、その豊かな心は不自由な身体に閉じ込められた状態、そんな彼を他の多くの家族は分け隔てなく公平な愛を与えてた。最大の理解者であるお母さんはこの物語の主役と言っても良いだろう。このお母さんが強いからクリスティも強く、このお母さんが優しいからクリスティも兄弟たちも優しいんだ。クリスティは人とは少し違って生まれたけど心は健常で、その健常な「心」は「心でしか愛されたことがない」と訴える。この言葉が彼の全てのジレンマなんだろう。痛いシーンだが、何だかとても腑に落ちる瞬間だった。
【ちゃか】さん [インターネット(字幕)] 8点(2022-02-22 13:35:47)
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