Menu
 > 作品
 > ニ行
 > 2001年宇宙の旅
 > ちゃかさんのレビュー
2001年宇宙の旅 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 2001年宇宙の旅
製作国米,英
上映時間139分
ジャンルSF,アドベンチャー,シリーズもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 む、難しい・・・。率直に面白かったとは言えないが、傑作なのは確か。原作読んでない予備知識ほとんどない知恵もない私が、考え悩んで勝手に出した見解をこの場を借りて発表させていただきます~「人類の夜明け、それは猿人が謎の石版モノリスに触れた事から始まった。この大胆な仮説に則り物語は進行する。月面にもモノリス。HAL9000の暴走もモノリスの仕業か。人工知能が感情を持ち始めた事による危険性は、猿人が道具を使い始めた時のそれと同じ。モノリスは神から人類への贈り物(英知)であり、それをどう使うか(破滅に向うか、進化を遂げるか)は贈られた者の選択である。がラストで神は救いの手を差し伸べた。死から生へ。輪廻転生。赤ちゃんが巨大(スターチャイルド)な意味が良く分からなかったが、その隣で美しく青く輝く地球も遠い昔にこうやって生まれたんだよ、という象徴的なシーンと受け取る~。」とこんな感じです。1968年、人類がまだ月にすら降り立っていなかった時代、近い未来を夢見て作られたこの作品には計り知れないロマンを感じる。人類の知への欲求は、とどまる事を知らない、言わば宇宙より巨大な存在であり、また宇宙も、人間の無限の想像力を超えるものである。難解な作品ではあるが、とにかくスケールの大きさと、何やら宗教的・哲学的なメッセージを感じる。2001年を超えてしまった現在、あたかもドキュメンタリー映画を視聴しているかの錯覚を覚えるくらい淡々と進むのは退屈に感じてしまうが、'68年当時の見方はもちろん違っただろう。キューブリック監督が2001年を待たず、そして人工知能を扱った「A.I.」も撮れずに'99年で他界したのは何とも皮肉なことだ。
ちゃかさん [映画館(字幕)] 9点(2004-01-15 11:04:27)
その他情報
作品のレビュー数 498件
作品の平均点 7.33点
作品の点数分布
071.41%
1122.41%
2173.41%
3173.41%
4244.82%
5408.03%
65410.84%
7357.03%
86813.65%
99519.08%
1012925.90%
作品の標準偏差 2.63
このレビューの偏差値 52.40
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
2001年宇宙の旅のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS