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映画開始初っ端からトイレに行きたくなり、ずーっとムズムズしながら鑑賞しました。さっさとトイレに行けば良かったものの、どうしてもスクリーンから目が離せなくなり、結局最後まで踏ん張っていました(汗)。映画を観てて思い出したのは、韓国映画「殺人の追憶」です。実際に起きた殺人事件の、あまりにも杜撰な捜査や、刑事たちの追い込まれて行く様が、「ゼロ・ダーク・サーティ」を観ていて頭をよぎりました。「殺人~」は、証拠の捏造や容疑者への拷問が日常茶飯事として描かれていて、逆に笑ってしまう程ひどいレベル。しかし今作はその「笑ってしまう程ひどい」行為を、全世界を巻き込む国家レベルで繰り広げています。これはもうゾッとするなんてもんじゃないですよ。「殺人~」を観て「こんなムチャクチャな警察がいるかよ!」とあくまで娯楽として笑っていたものが、現実として突きつけられるんですから。(「殺人~」も実話ですが、かなり脚色されたフィクションということになっています) 主人公が、そしてアメリカ自体が「殺人の追憶」に囚われてしまっているようでした。
【ゆうろう】さん [映画館(字幕)] 8点(2013-02-17 03:45:41)
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