Menu
 > 作品
 > ニ行
 > 二十四の瞳(1954)
 > ゆうろうさんのレビュー
二十四の瞳(1954) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 二十四の瞳(1954)
製作国
上映時間155分
ジャンルドラマ,戦争もの,モノクロ映画,学園もの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 映画を観る前は、先生と子供達が機関車ごっこをして遊んでいる映像のイメージだけで、「呑気な映画なんだろうな」と思っていた。けれど、実際に観てみて驚き。こんなハードな物語だとは思わなかった。三丁目の夕日などでは絶対描かないようなドラマばかり。最近は「夢を持て」なんて言葉が上滑りしている時代だけど、この映画を観ると、「夢があって、チャンスもあるのなら、迷わず追いかけるべきだ」と素直に思わされる。今のドラマなら、「お母ちゃん、それでもあたし音楽をやりたいの!」「・・・しょうがないね。アタシゃ負けたよ・・・」なんつって、希望と不安を胸に旅立って行く・・・なんて話にもなりそうだけど、そうはならない。結局みんな、あきらめたり割り切ったりして人生を重ねていくことになる。ああ無情。けれど、久しぶりの同窓会で自然と湧き出たその歌声が、どんな音楽学校に通っても出せないような美しい音楽だったのが唯一の救いなのかなあ、と思った。現代でも(現代だからこそ)通じるメッセージを含んだ映画だと思う。
ゆうろうさん [DVD(邦画)] 8点(2006-04-17 14:25:26)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 78件
作品の平均点 8.01点
作品の点数分布
000.00%
111.28%
211.28%
311.28%
411.28%
578.97%
645.13%
71114.10%
81417.95%
91316.67%
102532.05%
作品の標準偏差 2.05
このレビューの偏差値 49.97
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
二十四の瞳(1954)のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS