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悲劇の近代史を現在に引きずり、今尚、軍事的緊張状態にある韓国。それは(不謹慎かもしれませんが)多くの韓国映画で作劇に有利に働いていると思います。「シュリ」の衝撃から早4年、韓国映画のレベルの高さに慣れてきた所で本作は、「暴走特急」と「ヒート」と「インファナル・アフェア」を合わせた様な全く新味の無いアクション映画。そこに韓国の特殊性は無く、それどころか、用意周到な筈のテロリストが劇中派手な銃撃戦をする意味もありません。もちろん他の韓国アクション映画同様、地下鉄でのアクションなど映像自体は日本以上のクオリティなのですが、そのどれもが見たことのあるものばかり。それに肝心の物語が陳腐の上、演出が冗長で緊迫感もありません。ま、韓国映画にも駄作はあるということで、3点献上。
【sayzin】さん 3点(2004-07-29 11:18:48)
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