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ヴィタール のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ヴィタール
製作国
上映時間86分
劇場公開日 2004-12-11
ジャンルラブストーリー
レビュー情報
これまで塚本晋也が一貫して描いてきたテーマは「何かに取り憑かれることによって外部へと開放される魂」だったと思いますが、今回はそのテーマが非常に判り辛い。記憶を無くした男が取り憑かれたのは自身の過去なのか、恋人との思い出なのか、恋人の死体なのか、解剖という行為なのか、それとも死そのものなのかが不鮮明。また物語自体も、外ではなく、内へ内へと向かっていく。基本的な物語構造は塚本映画らしくても、元々テンションの低い浅野忠信を主人公に据えてることで、テーマや作劇の方向転換を試みたのは明白。しかし結局、主人公(の心)の変化が最後まで伝わってこない。二人の女のキャラの立ち方も少し控え目。塚本監督にとって本作は、新たな段階への「助走」なのかもしれません、5点献上。
sayzinさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2006-04-25 00:05:58)
その他情報
作品のレビュー数 15件
作品の平均点 5.47点
作品の点数分布
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100.00%
200.00%
3213.33%
416.67%
5426.67%
6533.33%
7213.33%
816.67%
900.00%
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作品の標準偏差 1.36
このレビューの偏差値 47.48
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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