Menu
 > 作品
 > ヒ行
 > ヒトラー 最期の12日間
 > sayzinさんのレビュー
ヒトラー 最期の12日間 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ヒトラー 最期の12日間
製作国独,伊,オーストリア
上映時間155分
劇場公開日 2005-07-09
ジャンルドラマ,戦争もの,伝記もの
レビュー情報
邦題では「ヒトラー」を前面に打ち出してますが、内容は「第三帝国最期の12日間」。敗色濃厚な軍事政権がどういう末路を辿るのかを、淡々としたドキュメンタリー・タッチで見せてくれます。私が感銘を受けたのは映画本編よりも、ラストに登場するトラウドゥル・ユンゲ本人のインタヴュー。とかく我が国では戦時下を描く場合、「大空襲の悲惨さ」「被爆の悲劇」「横暴な憲兵や軍人」等を取り上げ、「一般国民は戦争の被害者である」ことを強調する場合が多いと思う。本作を観れば被爆を除いて、ナチス・ドイツも同じだったことが良く解る。しかしユンゲは語る、「私にも責任がある」と。その通り。ヒトラー一人では決して戦争は起こせません。国民一人々々の支持があってヒトラーも戦争が起こせたのであり、それは我が国も同じこと。もちろん多くの日本人が戦争被害者であったことに変わりありませんが、同時に加害者でもあったという視点も忘れるべきではありません、7点献上。
sayzinさん [映画館(字幕)] 7点(2005-08-26 00:10:10)(良:3票)
その他情報
作品のレビュー数 125件
作品の平均点 7.17点
作品の点数分布
000.00%
110.80%
200.00%
321.60%
443.20%
5118.80%
61411.20%
73931.20%
83124.80%
91713.60%
1064.80%
作品の標準偏差 1.58
このレビューの偏差値 49.33
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
ヒトラー 最期の12日間のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS