タイトル名	ビヨンド・サイレンス
製作国	独
上映時間	113分
劇場公開日	1998-05-02
ジャンル	ドラマ,音楽もの

身障者を描く視点に於いては、我が国と欧米諸国との格差を思い知らされることも度々ですけど、ドイツ製の本作も例外ではありません。この映画では聴覚障害者を取り巻く状況と彼らの心情が丁寧に、そして忌憚なく描かれてます。主人公の環境は、両親の障害が明らかに負担になってます。しかし彼女の「負担」は、商店の子供が学校の終わった後に店の手伝いをさせられる様なもんで、全く大したことじゃありません。進路を巡る親子の対立なんて珍しくもない話。そして父親と実家の確執も、親を誤解し兄弟に嫉妬するという至極ありふれた関係。ここには身障者と健常者の違いは見当たりません。だったら身障者を登場させる意味が無い様な気もしますが、本作では何より、この「普通さ」が素晴らしいのです、7点献上。

作品のレビュー数	39件
作品の平均点	7.54点
作品の点数分布	0 0 0.00％ 1 0 0.00％ 2 0 0.00％ 3 0 0.00％ 4 3 7.69％ 5 1 2.56％ 6 2 5.13％ 7 12 30.77％ 8 10 25.64％ 9 9 23.08％ 10 2 5.13％
作品の標準偏差	1.48
このレビューの偏差値	47.55 ※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値