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活きる のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 活きる
製作国
上映時間131分
劇場公開日 2002-03-23
ジャンルドラマ,小説の映画化
レビュー情報
ぐうたらな主人公が生きてこれたのも、ぐうたらであるが故。破産したお陰で命拾いし、主義主張が無い所為で命拾いし、良い仕事を求めなかったので命拾いする。逆に借金の形で家を得た者は死に、共産主義に傾倒した者は自己批判させられ、党で出世した者は破滅する。これは勤勉を是とする共産革命に対する最大の皮肉。そして主人公夫婦から子供を奪うのも共産革命。大躍進政策が無ければ息子は死なず、文化大革命が無ければ娘も死ななかった。町並みはその間一切変わらず、変わるのは壁に貼られるポスターだけ。共産革命と共産政権は市井に生きる人々に何ももたらさず、ただ奪うのみ。それでも主人公は最後に言う、「これからもっと良くなるさ」と。その通り。そう思うことが「活きる」秘訣なのです、8点献上。
sayzinさん 8点(2004-07-29 11:15:35)(良:3票)
その他情報
作品のレビュー数 60件
作品の平均点 7.45点
作品の点数分布
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6915.00%
7915.00%
82135.00%
91118.33%
1035.00%
作品の標準偏差 1.47
このレビューの偏差値 52.56
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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