Menu
 > 作品
 > ウ行
 > 失われた週末
 > sayzinさんのレビュー
失われた週末 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 失われた週末
製作国
上映時間101分
劇場公開日 1947-12-30
ジャンルドラマ,サスペンス,モノクロ映画,小説の映画化
レビュー情報
「サンセット大通り」もそうでしたけど、ビリー・ワイルダーって人は人間のダーク・サイドを描く方が絶対に長けてる。この映画の主人公の滑稽さはほとんどコメディですけど、彼は何かに取り憑かれてる。それが「酒」か「悪霊」かの違いだけで、取り憑かれてることに違いは無い。憑かれた人間は他人の目には滑稽に映り、且つ恐ろしいものです。従って映画は、徐々にスリラーかホラーの様相を呈してくる。そして「こいつは何かやらかすんじゃないか」というサスペンスが張り詰める…。本作はヒッチコックより見事に滑稽さと恐怖を同居させてると思います。アメリカだけでなくヨーロッパだけでもない、両方で受賞してるってことも伊達じゃない。これはエンターテインメント性と芸術性の両方を評価されてるって証拠です、8点献上。
sayzinさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2006-04-22 00:01:49)
その他情報
作品のレビュー数 56件
作品の平均点 6.52点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
435.36%
51221.43%
61323.21%
71628.57%
8712.50%
935.36%
1023.57%
作品の標準偏差 1.41
このレビューの偏差値 57.41
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
失われた週末のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS