Menu
 > 作品
 > エ行
 > 永遠のマリア・カラス
 > sayzinさんのレビュー
永遠のマリア・カラス のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 永遠のマリア・カラス
製作国伊,仏,英,スペイン
ジャンルドラマ,音楽もの
レビュー情報
どことなく高尚な響きを持つ邦題に反し、映画は安っぽいロック・ミュージックと安っぽい“CALLAS FOREVER”という黄文字のクレジットで幕を開け、いきなり観客の腰を折る。そこに登場するのが、安っぽいポニー・テール姿のジェレミー・アイアンズ。フランコ・ゼフィレッリがこのオープニングで予告したのは、「これは本格オペラ映画じゃないんですよ」ってこと。大体が、マリア・カラスが口パクで映画を撮るということ自体が安っぽい設定。しかし映画自体は安っぽくありません。しかもカラスが口パクという設定ならば、熱演のファニー・アルダンが口パクでも何ら違和感が生じないのです。過去に埋没して生きてきたカラスが、例え声を失っていても、今ある自分を受け入れるラストは感動的。詳しくはないんですけど、実際のカラスは過去に埋もれたまま亡くなってしまったんじゃないでしょうか。これはゼフィレッリの「こうあって欲しかった」という願いの様に感じられました、6点献上。
sayzinさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-08-26 00:08:30)
その他情報
作品のレビュー数 38件
作品の平均点 6.39点
作品の点数分布
012.63%
100.00%
200.00%
300.00%
437.89%
525.26%
61436.84%
71026.32%
8615.79%
912.63%
1012.63%
作品の標準偏差 1.65
このレビューの偏差値 48.54
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
永遠のマリア・カラスのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS