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太陽は、ぼくの瞳 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 太陽は、ぼくの瞳
製作国イラン
ジャンルドラマ,ファミリー
レビュー情報
《ネタバレ》 同じイランの監督でも、盲目の少年の「聴覚」に視点を置いたのが「サイレンス」なら、本作はあくまでも「視覚」にこだわる。それを端的に表しているのが、全くイメージしていなかったイランという国の田園風景の美しさ。溢れる光、色とりどりの花々、瑞々しい緑…。主人公の少年が決して見ることの出来ないそんな自然の美しさを、映画はこれ見よがしに、そして残酷に映し出す。美を創造したのも神ならば、それを取り上げたのも神。ラストの奇跡も救いにはならず、あの世でしか報われない少年が悲しく、この世の無情が切ない。「運動靴と赤い金魚」同様、何故この作品にノスタルジーを感じるのかと言えば、これまたほんの数十年前までの日本の姿だからです。私は少し瞽女さんを思い出しました、6点献上。
sayzinさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2005-10-26 00:01:26)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 26件
作品の平均点 7.23点
作品の点数分布
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100.00%
200.00%
300.00%
413.85%
527.69%
6519.23%
7623.08%
8726.92%
9415.38%
1013.85%
作品の標準偏差 1.42
このレビューの偏差値 43.92
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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