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原作が200年近く前に書かれたものと知って驚き。アドルフとエレノールの関係から紡ぎ出されるドラマには、全く古臭さを感じない。人間の感情はその間、全く進歩してない様子…。愛の無い男女の腐れ縁を描く本作を、厳密にはラヴ・ストーリーとは呼べないと思う(若い男にあるものは「意地」と、多分「悔恨」だけ。女にあるものは「妄執」)。しかし愛が無いにも関わらず、二人はあらゆるものを犠牲にしてズルズルと関係を続けていく。これは本来、相当に醜い物語の筈なのに、原作がそうなのか、演出のお陰なのかは判りませんが、仕上がりは物悲しくて美しい映画になってました(その代わり邦題が酷すぎる)。それにしてもイザベル・アジャーニ。当時既に47歳! 32歳位の設定の役でもお釣りのくるルックスです、6点献上。
【sayzin】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2006-04-09 00:03:59)(良:1票)
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