Menu
 > 作品
 > モ行
 > 盲獣
 > sayzinさんのレビュー
盲獣 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 盲獣
製作国
上映時間84分
劇場公開日 1969-01-25
ジャンルドラマ,サスペンス,小説の映画化,エロティック
レビュー情報
スッゲェなぁ、こりゃあ…。盲目故に妄想を誇大化させ、触覚を鋭敏に研ぎ澄ませた男。獲物となった女は闇に囚われ、やがて自身も光を失い、触覚世界の住人となる。盲獣と化した雄と雌の根源的な本能が、暗黒の中で限りなく蒸留され純化していく。エスカレートした触覚の欲望は、痛覚の欲求へと至り、遂に禁断の領域へと達する…。ダリを思わせるシュールなセットの中で、イッちゃってる船越英二と処女だと言い張る緑魔子が、凄いコトになっていきます。江戸川乱歩自身をして、「ひどい変態ものである」と言わしめた原作が著されたのは昭和6年(満州事変の年)。こんな昔に、既に究極のフェティシズムが表現されていたとは、全く持って勉強不足を痛感致します。ということで、少し気後れしつつ気圧されて、つい8点献上。
sayzinさん 8点(2004-12-07 00:04:25)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 20件
作品の平均点 7.20点
作品の点数分布
000.00%
100.00%
200.00%
300.00%
415.00%
500.00%
6525.00%
7315.00%
81050.00%
915.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.17
このレビューの偏差値 55.88
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
盲獣のレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS