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1作目が衝撃的だと2作目が同じような内容では評価されないであろう。そのあたりの意気込みから、前作以上に飛躍、デフォルメした世界、強烈な社会批判が皮肉に描かれている。極限状態に追い込まれた彼らと、理解不能な大人社会、前作からテロリストへ成長?した秋也たち。酷評は多いようだが、戦闘シーンのカットや迫力、音響効果は目を見張ると思った。藤原竜也と前田愛のベテランぶりが他の俳優とのギャップを感じさせたのは仕方ないところだが、一番残念だったのは、観客はやはり殺されていく生徒たちが気になって観るので、彼らの人生の背景を含めた人物描写が乏しかったことであろうか。この映画を前作にとらわれないで観ると、また違った映画として受け止めることもできるのではないかと感じた。前作は、ストーリーがゲームのような部分があったが、今回は全く別物で様々なメッセージをデフォルメしながら盛り込んであるからだ。誰がどのように死んでいくかという事がストーリーの中心ではない。その辺りを誤解して観てしまいがちである。ある意味では僕は前作より見ごたえがあったように思う。こういった日本映画は他には見当たらないからだ。ただ、ラストの3ヵ月後のシーンはもしかしたら余計だったのかもしれないと感じた。
【SHU】さん 7点(2004-02-12 12:45:15)
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