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パンズ・ラビリンス のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 パンズ・ラビリンス
製作国メキシコ,スペイン,米
上映時間119分
劇場公開日 2007-10-06
ジャンルドラマ,サスペンス,ファンタジー
レビュー情報
《ネタバレ》 かなり心に来るものがある、物悲しいお話。
物語の中盤あたりまでは、あれは彼女の空想ではなく、そのような世界が本当に存在し、ハリーポッターよろしく、向こうの世界にリアルに迷いこんでしまうという展開かと思っていた。しかし、なんだかどんどん違う方向に。終わってみれば彼女の現実逃避の空想物語だったということなのだろう。ただし、完全にはっきりとそうだとは言い切れず、ラスト、本当に彼女はお姫様として幸せに過ごせたのかも?と思わせる含みがあるのも良い。
特に、彼女の空想(と思われるものは)の中でマンドラゴラの部分だけは、実際にお母さんの容態が良くなったりと、現実にその効果を発現していて、空想ではないようにも思える。
出てくる「ファンタジー」な世界はおよそ子どもが喜ぶメルヘンな世界とは程遠く、陰惨で不気味でダーク。出てくる奴らも禍々しい感じのばかり。その映像がキョーレツで面白い。
悲しいお話なんだけど、大尉の残忍で非道な行為をさんざん見せて、観るものに鬱憤とフラストレーションを貯めさせておいて、最後にはメルセデスさんに刺される、部隊はどんどん壊滅していく、メルセデスさんにズバっとショックなこと言われてぶち殺される・・といった具合に悪いヤツをやっつけて「スカっと勧善懲悪」「カタルシスの開放気持ちいい」な展開も用意されている。
よくできた映画。面白い。
椎名みかんさん [DVD(吹替)] 8点(2011-01-20 04:04:36)
その他情報
作品のレビュー数 147件
作品の平均点 6.95点
作品の点数分布
010.68%
100.00%
232.04%
342.72%
464.08%
5138.84%
62315.65%
73221.77%
83926.53%
91912.93%
1074.76%
作品の標準偏差 1.83
このレビューの偏差値 53.11
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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