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《ネタバレ》 舞台での役柄と現実の間でギャップを感じ、又死んだ少女の幻想によって精神錯乱状態になるマートル。実際舞台で芝居をするというのは大変ストレスが溜まる仕事なのだろうなと思う。マートルのような繊細な人は酒に頼ったりしたくなるんだろう。でも観客のカーテンコールがあってこそ、だから芝居はやめられないのだと思う。どんなに飲んだくれてヘロヘロになってても幕が上がれば立派に芝居をしてしまうのだからすごい。映画の中で舞台の芝居が行われ、実際芝居の観客になったようにマートルの芝居を心配して見たのでした。ジーナ・ローランズとジョン・カサヴェテスの共演はなかなか息が合ってたし、ベン・ギャザラもいい味を出していた。壊れてゆきそうになって、また立ち直ってゆくジーナの芝居がとても見応えあった。そしてそして、最後にほんのチョイ顔を出すピーター・フォーク、お見逃しなく。
【fujico】さん 8点(2004-02-05 13:37:42)(良:1票)
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