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ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書 のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書
製作国米,英,インド
上映時間116分
劇場公開日 2018-03-30
ジャンルドラマ,戦争もの,実話もの
レビュー情報
《ネタバレ》 久しぶり感動して心が震えた。特にメリル演じるケイが苦悩の中、決断を下すシーンは涙が止まらなかった。
この作品のベースは、国家権力とジャーナリズムの対立を描いたものだけれど、私はケイという一人の女性が、葛藤し成長していく姿に一番心打たれた。

銀行員、証券所、どこにも彼女の味方はいなかった。社内の役員たちからも軽んじられている。
自分自身、経験も知識もないことは十分わかっている。黒いスーツの集団で戦うために、ひたすら努力を地道に重ねたって、その冷たい視線の中で自信が持てるわけではない。

そんな中で、会社の存続と自分の正義を守りながら、大きな決断をしなければならない。どれほどの勇気が必要なのか。
そのプレッシャーの中での「Do it!」。最高にかっこよかった。どれだけ苦しんで出した言葉だろう。その人間味あふれる苦しさと辛さを見事に表現しながら、その葛藤を乗り越えていくメリルの演技は圧巻。役員を説得する際、読み込んだ資料を初めて自分の言葉で伝えるシーンに、役員の後ろで縮こまっていたケイの姿はもういない。どんなに反対されても、自信がなくても、この道を進むと決めたその覚悟。本当に観る人の心を打ちます。私も自分と重ねて勇気づけられました。

いやいや、久しぶりに見応えのある素晴らしい名作に出会えました。嬉しいです。
最近、10点をつけることに変な抵抗ができてしまっているのか、私の感性が鈍っているのか、定かではありませんが、この作品は文句なしの10点です。
ハリウッドにある「ブラックリスト」の上位を獲得した素晴らしい脚本、スティーブスピルバーグによる監督、俳優はメリルとトムハンクス。
面白いだろうと思いましたが、最近のすべての映画の中でずば抜けています。何度もリピートして観たい作品です。
うらわっこさん [映画館(字幕)] 10点(2018-04-30 21:07:00)
その他情報
作品のレビュー数 47件
作品の平均点 7.15点
作品の点数分布
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100.00%
200.00%
300.00%
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5510.64%
6817.02%
71634.04%
81225.53%
9510.64%
1012.13%
作品の標準偏差 1.20
このレビューの偏差値 69.72
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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