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この映画では人間の傲慢さと息子の自立を描いた作品ではないでしょうか。
まず、父親の矛盾した姿。 文明を嫌ってジェロニモに来たのに結局、文明を作ったり、山奥の部族に自分の知識をひけらかす。 世界の帝王であるアメリカを嫌っているくせに未開の地の帝王になろうとする。 ハリソンフォード演じる父は、矛盾していて傲慢な姿で人間の深い心理をついているかもしれないと思いました。 次に息子、チャーリーの自立。 戸惑いながら父の言うことにしたがっていたチャーリーが、だんだん自分の意志で動き出します。「俺はどうだ?」と聞かれて「最高だよ」としかいえなかったのに最後には「大丈夫だ」と父を気遣う姿勢を見せています。この台詞でチャーリーは自立し、世界が広がったのだなと思いました。 明るくなる映画ではないので点数は低めですが、メッセージの強い映画でした。でも、ちょっと演出がなぁ。言いたいことは良いはずなんですが、見てて飽きが来てしまったシーンもあったのでこの点数。 ハリソンフォード、そしてリバーフェニックスの演技は素晴らしかったです。 父に戸惑ったり、弟達を気遣うシーンなど名演技でした。 【うらわっこ】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-12-01 20:17:34)(良:1票)
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