Menu
 > 作品
 > ア行
 > アイ・アム・レジェンド
 > りりらっちさんのレビュー
アイ・アム・レジェンド のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 アイ・アム・レジェンド
製作国
上映時間100分
劇場公開日 2007-12-14
ジャンルアクション,ドラマ,サスペンス,SF,シリーズもの,小説の映画化
レビュー情報
《ネタバレ》 皆さんおっしゃる通り、前半の「廃墟でのNY一人暮らし」がとても素晴らしいです。
野生動物たちがビルの間から飛び出してくるシーンなど、何回観てもワクワクします。

後半、神がかった母子が登場してきた辺りから話が失速してしまい、残念。
アメリカ人にとっては「人類の終末」と「神の啓示」はセットなんでしょうけど、日本人なのでナニヲカイワンヤな気持ちになりました。
だって~これじゃ、「神の啓示だ!」と声高に叫ぶ人間のいう通りに行動すれば問題ない、と言っているのと同じじゃないですか。そういうテーマの映画なの?そ~なの???
なので、ラストはいまいちでした。

エピソードの詰めが甘い部分も多い。ゾンビ(もどき)が知能を持っていたり、リーダー格のゾンビとある種のコミュニケーションがとれそうだったりしているのに、その謎が解けないまま、エピソードとして全く生かされないまま終わってしまっている。
また、ストーリーの詰めも甘い。ネビルはゾンビを絶滅させたいのではなく、治す薬を作りたかった。そして治療薬が完成し、ゾンビに向い「救えるんだ!」と叫んだ。が、救う事より、人間の母子を助ける事を優先し、ゾンビとともに自爆してしまう。えええ??ここまで頑張って命を懸けて研究してきて、最後に何をしたかったんだよ~と憮然。映画なんだから、それなりの結果をみせてくれよ~と思ってしまった。まぁあの場面で母子を救わないわけにはいかないのですが…。
あちこちが中途半端だな~というのが、シビアな感想です。

きっと、母子を登場させずにストーリーを進めた方が、よかったんだと思う。主人公一人で、それこそ「地球最後の男」のままの方が、きっと面白かった。
でも興行的にはヒロインが出ない映画はマズイのかも。それで好感度の高い母子セットを出演させたのかも。…なんて、勝手な想像ですが(苦笑)。

そういったストーリー・設定の甘さや残念な部分は多々あるけれど、でも面白い映画です。
前半の、犬とネビルの「廃墟NYでのやりたい放題一人暮らし(実はすっごい孤独)」なシーンだけでも、観る価値あり!と思います。 女子より男子にウケそうな映画です。ぜひご一見下さい。
りりらっちさん [DVD(字幕)] 7点(2014-02-13 15:40:23)
その他情報
作品のレビュー数 241件
作品の平均点 5.28点
作品の点数分布
031.24%
120.83%
241.66%
3229.13%
43715.35%
55221.58%
66928.63%
74117.01%
8114.56%
900.00%
1000.00%
作品の標準偏差 1.55
このレビューの偏差値 57.13
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
アイ・アム・レジェンドのレビュー一覧を見る


© 1997 JTNEWS