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天使(1937) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 天使(1937)
製作国
上映時間91分
劇場公開日 1946-07-04
ジャンルドラマ,ラブストーリー,コメディ,モノクロ映画,戯曲(舞台劇)の映画化
レビュー情報
おー、ルビッチの見せない演出だー。見せなきゃいいってもんでもないんですが、この作品は、ここというツボをお見事に刺激。エンジェルが突然いなくなるシーン、エンジェルが友人の妻であることがわかるシーン、エンジェルが自分の妻であることがわかるシーン。ストーリィのコアとなるこれらのシーン、ともすれば役者の表情のクローズアップで表現したくなるシーンをことごとく間接的に表現。スミレ売りのおばあさん、反対を向いている写真立て、秘密のメロディーを奏でる電話口・・・、また下げられてくるお皿で、3人の心理状態を巧みに表現されちゃー、ははぁーと頭をこすりつけるほかありませんです。ラスト、芝居を打つエンジェル、それを逆手にとるバーカー卿、といった脚本も素晴らしく、エンジェル役のディートリッヒの魅力、ルビッチの見せない演出とあいまって、この作品はまさに、金のエンジェルマーク。これ一つでルビッチタッチの缶詰がいただけるのであります。
彦馬さん 10点(2004-06-30 12:51:34)(良:3票)
その他情報
作品のレビュー数 5件
作品の平均点 7.20点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 2.48
このレビューの偏差値 54.55
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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