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チップス先生さようなら(1939) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 チップス先生さようなら(1939)
製作国
上映時間114分
ジャンルドラマ,戦争もの,モノクロ映画,ファミリー,学園もの,ロマンス,小説の映画化
レビュー情報
時代は移ろいゆくも「教育」「人間」には変わらない本質的なものがあることを、チップス先生と生徒たちとの交流を中心に描かれる本作は、ドーナットの好演に支えられ金八的な説教がましさが全くない静かな感動に包んでくれます。エイプリルフールに服と服を結び付ける悪戯に「変わらない」ものを見せたり、きれいに平らげたお皿に人間の成長を見せたりといった映像的演出も小粋です。船中シーンでチップスからカメラがそのままガースン演じるキャシーのいる上階へと移動し両者を「美しく青きドナウ」のエピソードと演奏する楽団で繋げるところなんかもいいですね~。戦争の勃発や大切な人の死の哀しみをじわりとフィルムに滲ませながらもユーモアとウィットとフィーバーに富んだチップス先生、ラストの一言は素晴らしいです。さようならの向こう側でチップス先生はいつまでも穏やかな表情で笑っているのでしょう。
彦馬さん [DVD(字幕)] 9点(2005-07-03 22:33:07)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 8件
作品の平均点 8.12点
作品の点数分布
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作品の標準偏差 0.78
このレビューの偏差値 64.36
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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