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蝉しぐれ のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 蝉しぐれ
製作国
上映時間131分
劇場公開日 2005-10-01
ジャンルドラマ,時代劇,小説の映画化
レビュー情報
子役→市川染五郎はそれほど年齢差が出ていないし、子役→木村佳乃はあまりにも子役が幼すぎることから劇的に年齢差を感じさせます。よって子役→成人のバトンタッチがぎこちなく、スムーズにストーリィが運ばれない。市川、木村それぞれが初めから演じた方がよかったように感じます。違う人物が演じるなら、例えば“ふく”は、蛇に噛まれた傷跡を、文四郎は与之助を助けた時に傷を受けたことにして、その傷を意匠として同一人物に描く映像的工夫が欲しいところです。そして桜、蝉、稲穂、雪など季節の移り変わりを叙情的に切り取るのはいいのですが、ラストの回想シーンの連なりは感傷的な音楽と重なり少し安易で、ここは文四郎とふくの主観ショットで、何もない現在の空間(蛇に噛まれた川、荷車を押した坂道、花火を見た祭りの場など)を写し、そこに過去の思い出を観客に蘇生させた方がより映画的だったのではないかな~と考えながら映画館を出たのでありました。
彦馬さん [映画館(字幕)] 6点(2005-10-25 12:49:03)
その他情報
作品のレビュー数 59件
作品の平均点 5.73点
作品の点数分布
000.00%
111.69%
235.08%
346.78%
458.47%
51525.42%
6813.56%
71220.34%
8813.56%
923.39%
1011.69%
作品の標準偏差 1.92
このレビューの偏差値 50.74
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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