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ホーム・スイート・ホーム(1914) のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 ホーム・スイート・ホーム(1914)
製作国
上映時間55分
ジャンルサイレント,モノクロ映画
レビュー情報
グリフィスが「イントレランス」より前に、4話オムニバスで製作した作品。第1章でジョン・ハワード・ペインにより作られた「ホーム・スイート・ホーム」が2章、3章、4章に登場し、家族、夫婦、恋人の窮地を救うという、これもグリフィスの危機一髪救出劇。1章で旅に出た恋人のベインを待ちわびる女性、これがリリアン・ギッシュで、クローズアップはまだないものの、窓外からの逆光線にきらめき風に揺れる髪、編み物、祈り、この20秒ほどの彼女が素敵すぎてもう私はグロッキー状態。生活がどん底のペインが曲の着想を得ると、窓のカーテンが微かに揺れて一条の光が何度も差し込むのもニクい。2章、マーシュとハロンの側でただただパイプを咥えてそこにいる親父さん。3章、兄弟の乱闘と駆けつける保安官のカットバック。4章、結婚当日へのフラッシュバック。そしてラストを締めくくる天女リリアン・ギッシュの天衣無縫な美しさに息を呑みます。説話的なテクニックが音で束ねられ、風が通り抜けるこの映画、サイレントでありながら五感を刺激する作品であります。
彦馬さん [ビデオ(字幕)] 10点(2006-02-11 09:19:38)(良:1票)
その他情報
作品のレビュー数 1件
作品の平均点 10.00点
作品の点数分布
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