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戦艦ポチョムキン のクチコミ・感想
作品情報
タイトル名 戦艦ポチョムキン
製作国ソ連
上映時間75分
ジャンルドラマ,戦争もの,サイレント,モノクロ映画,実話もの
レビュー情報
日本のプロ野球史上初のストライキが決行されることになりました。ということで、エイゼンシュテインさんのレビューでも書きましょう。「ストライキ」は未見ですが、その翌年に撮られたこの作品、艦内の労使対立からおこる反乱、それに引き続くオデッサの街の銃撃を喉元を抉るような鋭く、そして瑞々しいショットで描いています。驚愕です。とにかくカットを割って語ってくるのですが、いまさらながらモンタージュの完成度には唸るほかありません。後半、ほとばしる艦内の部位がカットでつながれ、噴き出した黒煙と光り輝く海面の白さとのコントラスト、戦艦の息遣いをまさに肌で感じるような映像です。オデッサに寄港したした時の、夕陽をバックにした帆船のショットの静的な美しさが、その前の反乱とその後の銃撃をつなぐ緩衝として実に効いています。オデッサの街の群衆、その叫び、悲鳴。イデオロギーの是非、善悪の判断は然るべき場に譲るとして、この映画は熱い、とにかく熱い!私の本棚には「エイゼンシュテイン全集」の第1巻が誇らしげに収まっているのですが、こちらは厚い、とにかく厚い、こともないのですが、まだ読んでいません。最後にプロ野球にも再び熱き戦いを!
彦馬さん 10点(2004-09-18 00:31:34)(良:2票)
その他情報
作品のレビュー数 75件
作品の平均点 7.08点
作品の点数分布
000.00%
111.33%
200.00%
311.33%
456.67%
51216.00%
61114.67%
71114.67%
81013.33%
91621.33%
10810.67%
作品の標準偏差 2.01
このレビューの偏差値 57.26
※この作品のどの当たりの点数に位置するかを表した値
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